サラリーマンの勉強会

 

最近サラリーマンの間に「勉強会」がはやっているそうである。「勉強」の内容は、「販売法の研究会」「取材のうらばなしを聞く会」「ワイン研究会」服飾センスをみがく会」など、さまざまであるという。

こうした勉強会の良さは、新しい情報を得ることだけでなく、異なった分野の人と知り合って、「人脈」をひろげることにあるのだそうである。

スーパーの経営者が新聞記者と知り合いになったり、薬品研究所の所員がエアロビクスの専門家と近づきになったりする。こうした接触が、おもわぬ新しいものが見方を生んだり意外なひらめきを与え合ったりする。そうした楽しみにひかれて、月一回あるいは二回の定例集会には、仕事をやりくりしてでも参加する会員が多いと言う。

一日中会社で仕事、昼食も同僚と一緒、退社後も同僚と飲み、休日には取引先の関係者とゴルフと言う、いわば会社がすべての日本のサラリーマンが、いま少しずつ変わりつつあるようである。

これは、激しい時代の流れにおくれまいとする現代人の努力を物語する同時に、会社に生きる「会社人」なら、個にめざめた「会社人」への転向をしめすものといえよう。このへんから本当の「近代化」が始まっていくのではなかろうか。

 

新しい言葉

販売法の研究会・はんばいほうのけんきゅうかい;

 

かえり